ひとり社長の備忘録

小さな会社経営・自由に暮らすひとり社長のブログ

世の中の仕組み

幼い頃の私の実家は賃貸アパートでした。大家さんが隣に住んでいて「これどうぞ」と、料理のお裾分けが頻繁に行われていた時代です。今では名前も忘れてしまいましたが、近所のお兄さん達に良く遊んでもらい、沢山悪戯しては叱られて、とても楽しい日々でした。なぜか、その頃の記憶はセピア色です。( ´艸`)

親のやり取りを見聞きして、家賃の支払いが遅れてしまうことがあったと幼いながら記憶しております。( ´艸`)

なぜ、家計が厳しいそうなウチが裕福そうな大家さんに家賃を払わなければいけないのか?家賃を「払う側」と「貰う側」に分かれているのはどうしてか?不思議でなりませんでした。

親「この家は大家さんから借りてるから家賃というお金を払うんだよ」と言います。

私「どうしてウチは家を持ってないの?」と疑問に思います。

親「お金が無いから買えないのよ」と言います。

私「ふーんそんなもんか」と半分納得して外へ遊びに行きました。( ´艸`)

「持つ者」と「持たざる者」の間には見えない高い壁が存在します。持たざる者が10万円稼ぎ10万円の家賃を払う。持つ者が10万円稼ぎ、その上に10万円の家賃を貰う。

ゼロと20万円。この差×年月は計り知れないのです。( ´艸`)

その頃、近くに貸本屋がオープンしました。安い料金で沢山の本を読むことができて感動したものです。まだ「レンタル」という言葉も無かった時代です。

「家も本も貸せば儲かるのかなー」と、少しだけ世の中の仕組みに気づいたのでした。( ´艸`)

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