ひとり社長の備忘録

小さな会社経営・自由に暮らすひとり社長のブログ

年神様(歳神様)

お正月はそもそも歳神様をお迎えする儀式です。

門松や松飾り、注連縄などのアイテムは神様をお呼びする目印であり「ここは神聖な場所なので安心して下さい」と示す為のツールです。

鏡餅は直近収穫のお米で作った神様へのお供え物であり、両側が細い祝い箸(両口箸)は神道の教えにもある「神人共食」に基づき、お越しいただいた神様と一緒に食事をする為のものです。

歳(とし)=登志(とし)=穀物(こくもつ)を意味し、農耕民族である日本人が日々祈る豊作をもたらしてくれるのが歳神様なのです。

年神さま(歳神様)=大年神(おおとしがみ)はスサノオノミコトクシナダヒメとの子であり、稲荷神社の御祭神(ウカノミタマ)の兄弟神でもあります。

お越しになった歳神さまが鏡餅(餅玉)に依りつき、歳神さまの「御魂」を宿した餅玉を「歳魂」とし、家長が家族に配ったとされるのが「お年玉」の由来のひとつとされています。

その「餅玉」を食べるための料理が「お雑煮」であり、歳神様の御魂を体内に取り入れる神聖な儀式なのです。

私たちが、なんとなく行っている行為のひとつひとつは、神道の考え方に基づくものが多くあり、やはり、日本人のこころに根付いているものは「神道」が多いのではないでしょうか。

仏教他、「一神教」は、その名の通り、一人の絶対的神様を中心とした宗教です。

神道」には教祖も教えも教典もないのです。

私には、どこにでも神様が宿っていると考える「八百万の神」のような考え方がこころに「スーッと」入ってくるのです。

これからも神道の勉強とどんどんして行こうと思うのです。