ひとり社長の備忘録

小さな会社経営・自由に暮らすひとり社長のブログ

フロー型人間

収益構造にはストック型とフロー型とがありますが、考え方や生き方に関しても同様で、売り切りスタイルとちりつもスタイルがあります。

私は、間違いなく、ちりつも(ストック)スタイル派なのですが、フロー型の人の意見も間違いではありません。

先日、フロー型の人と話をする機会があったのですが、その考え方が、どうも私には理解できなかったのです。

当然、相手も私の言っていることは理解できないそうです。

その人は、仕事をして、お金が入ってきたら、そのほとんどは使ってしまうそうです。

貯金は一切しない。

驚くことに、入金予定金額を想定して、使う用途を既に決めているとの事。

そのほとんどは先買いした支払いにまわり、少し余った分で株式投資

ボーナスも無いのに、ボーナス一括払いが大好きです。

資産は無借金の借家と少しの株式投資分のみ。

業種も2.3年で変えては、景気の良さそうなところに入り込んで仕事をします。

仕事も、資産も、一切ちりつもはありません。

借金が膨れあがってきたら、即自己破産して、しばらく静かに復権を待つのです。

そして復権後は、また同じスキームの繰り返し。

「死んだら家族はどうするの?」と質問してみたのですが、答えは「家と生命保険のお金が多少入るから十分でしょう。」とのことでした。

その人を良く観察していると、いつも支払いに追われています。入ってきたお金から、最低限の生活費を引き、支払いをし、足りない分は滞納する。お金が大きく入ってきたら滞納分を解消し、好きなものを買い、少し投資する。

なるほど、完全に割り切った人生を送ることも良いのだろうと、思わされてしまいました。

その都度、業種も変わっていきますので、人間関係も移り渡っていきます。

昔から家族ぐるみでという付き合い方はなく、常に新しい人達と関係を築いています。

話がカオス過ぎて愕然としましたが、このような人ほど、挫けずに一発当てるまで頑張れる人なのかもしれません。

そうであれば、なんとか一発当てて貰いたいと願うわけです。