ひとり社長の備忘録

小さな会社経営・自由に暮らすひとり社長のブログ

不動産の引き渡し

通常、不動産の売買は、売買契約の締結後、1か月位の期間を経て、売買代金と不動産移転登記を同時に履行することで、物件の引き渡しが完了します。その1か月の間は何をしているのかというと、買主様の借入の審査や金融機関との調整、人の退去や、残置物の破棄、測量等、案件により多岐に渡ります。

現金で購入する場合は契約と物件の引き渡しを1日で同時に行うこともできます。

先日、一つの案件の決済(引き渡し)がありました。買主様、売主様、ひとり社長と一同に介し、書類のやり取りを行う時間は、ものの10分。

手前味噌ですが、全員がプロだと、出されたお茶を飲む前に終わってしまうのです。登記書類の確認、ネットによる売買代金の送金、取引完了書の捺印、領収書の発行等、あっという間です。

一度に何十億円の取引経験はありませんが、何億円、何千万円の取引であれば、やる事はあまり変わりません。

むしろ、引き渡し(決済)より、契約迄の道のりの方が遥かに難解です。

決済は契約時の内容を履行するだけですので、取引相手が信頼できる方々でしたら、とてもスムーズなのです。

最後に書類の整理です。宅地建物取引業法では取引記録は5年間保管しなければなりません。さらに犯罪収益移転防止法では7年間保管しなさいというわけです。念の為、現物の写しと併せて電子データとしても保管してますが、それなりの場所を取るのです。本音は2年くらいで処分してしまいたいのです。

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