ひとり社長の備忘録

小さな会社経営・自由に暮らすひとり社長のブログ

限界集落の限界

最近、遠方の過疎化が進みつつある地域の不動産屋さんと話す機会が何度かありました。

昔は賑やかだった商店街のお店も世襲されることなく親の代で終わり、子供達は、もはや閑散としてしまった住み慣れた町を後にし、少し離れた大きな街へ出て行ってしまうのです。そういった小さな町や村は、何か大きな国家事業等でもないかぎり、外から新しい人が流入し人が増え、店が増えることは到底難しく、このままでは過疎化による衰退の一途を辿るしかないのです。いわゆる「限界集落予備軍」についてマスメディアは余り報道しませんが、日本中にそのような小さな町や村が、至る所に点在しているのが現実です。

若い人であれば、便利で仕事がある都心に生活基盤を置き、自分の将来設計の安定化を図るのは当然なのですが、一方で、地方に残された高齢者は今さら都市への移住を決断できる人ばかりではありません。人が居なくなり、店が無くなり、医療機関も無くなり、ましてや車の運転ができない人は日々生活するだけでも大変なことなのです。宅配サービスや移動販売等でその場は凌げるかもしれませんが、ゆくゆくは小さな町や村は無人と化すことでしょう。

私の祖母宅(田舎)も、昔は子供が沢山いて、お店もいくつかありました。小さな村でしたが、元気がありました。しかし、今は周り近所殆どの人が他界し、空き家だらけで子供の姿は見かけません。後20年もすれば、限界集落から「無人集落」となってしまいそうです。

私の知識や微力ではなんともなりませんが、将来の選挙で「村おこし」に熱心な若者が出てきたら注視し一票投じようと思うのです。

f:id:one_president:20200604132211j:plain

※「ひとり社長の備忘録」毎日更新中! ★いつも当ブログへお越しくださり誠に有難うございます