テレワークは移動時間も省け、交通費も省け、時間を有効活用でき、良いところばかりに思えるのですが、意外に盲点があるのかもしれません。
従業員のマインドは、影響力の強い人(経営者)や有能な上司等のオーラやパワーによって色づけられ、それにより忠誠心も育まれます。
「一緒にいる」という行動は、画面上で「時間を共有する」ことより、心理学的観点から見た時に、圧倒的に前者の方がコミュニケーション効果が高いと思うのです。
他人の人柄を感じる為には、その人が書いた文章より、その人が話している動画の方が伝わりやすく、最も感じることができるのは、直接会って触れ合うことだと思います。
政治家の選挙でも、アイドルのコンサートでも、「握手」という触れ合う行為が相手を魅了する効果的手段であるから、皆、右に倣うのだと思うのです。
そうであれば、今後テレワークがニューノーマルになった場合、魅了される社長や上司とコミュニケーションを取る機会が圧倒的に無くなる可能性が高いのではないでしょうか。我々世代は、良くも悪くも「飲ミュニケーション」を嫌というほど味わってきましたが、ニューノーマル世代は、社内コミュニケーションが希薄な環境で仕事をする事になって行くかもしれません。
人は、大なり小なり他人から影響を受けて成長するのであり、中には良い洗脳も有って然り、それは大いにアリだと思います。コミュニケーションが不足する社会になることで、優良人材が育たないような本末転倒な結果になってはいけないと思うのです。
※「ひとり社長の備忘録」毎日更新中! ★いつも当ブログへお越しくださり誠に有難うございます