ひとり社長の備忘録

小さな会社経営・自由に暮らすひとり社長のブログ

経営者のメンタル

事業を営む上で必ずついて回る「収支計画書」なのですが、不動産売買業に関して言えば、毎月のコスト計算上から「支出」は入力できても、いつ不動産売買が成立するか分からない「収入」に関しては「予定」や「予想」の遥か上の「希望」として入力する場合が多く、正直、真実味が全くありません。

この先の見通しを立てておくことの重要性は頭では理解しているつもりですが、わが社のような小さな会社は、銀行から提出を求められる以外は使い道が無いので、力を入れてまで作成する気が起きないのです。

毎月、支払いに追われる生活というのは、そこそこ事業が回っていれば問題ないのですが、何かの拍子で収入が減少傾向になろうものなら、ストレスのかたまりでしか無くなります。

「もし返せなければ自己破産すればいいや」というメンタルと真逆の性格の私は、きっと、その巨大なストレスに押しつぶされてしまうだろうと思うのです。そうであれば、普段からノンストレスの態勢に持って行く努力が必要になるのです。

貯金はなかなか増えないのに対し、借金は雪だるま式に膨らみます。月に50万円̠のマイナス計上を半年続けてしまえば、あっという間に300万円の借金です。薄利多売の業態であれば、返済に要する労力は計り知れません。

何かの本で読んだのですが、節約=貯金(ノロノロ)対し、投資=借金(加速度的)の構図があり、借金をして事業に失敗すれば、加速度的に借金が膨らむという恐ろしさが伝わる話でした。投資といっても株や不動産ばかりでなく、事業も歴とした投資なのです。

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