ひとり社長の備忘録

小さな会社経営・自由に暮らすひとり社長のブログ

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最近になって、ひとそれぞれの人生はトータルすると±0になるのではないかと思うようになりました。

事業の成功に伴って大金を手にした人でも、家族と離別したり体を壊してしまったり、あるいは親兄弟が難病にかかってしまったり。

絶縁した家族の健康と引き換えに大金が入ればいいやと言う人から見れば前例の事業成功者は幸せだと思うかもしれませんが、当の本人はお金より家族の健康を願っているかもしれません。

輝かしいデビューを果たしても、知らず知らずのうちに消えていくスポーツ選手は沢山います。一度でもいいからプロデビューしたい人から見れば幸せに映るかもしれませんが、プロとして人生を全うしたかった本人からすれば、絶望しかありません。

「あの人はいいな」と羨む自分も、他から見れば羨まれる存在だったりします。

若い頃に苦労したほうがいいと言うのは、人生の後半戦になって、それまでに乗り越えてきた苦労が幸福の山彦となって帰ってくるからではないでしょうか。一方で、体や人生の早熟型は後で苦労する人が多いようにも感じます。

「陽はまた昇る」、「止まない雨はない」、「明けない夜はない」、良いことも悪いことも大小の違いはあれ周期的に起こるものだと思うのです。

プラスやマイナスに大きくブレないようにバランスを取りながら生きていくことが幸福に生きるコツなのかもしれません。

私も、歳を重ねることで「平凡が一番幸せ」と思う境地に近づいて来ているのかもしれません。

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